この記事では、「深宇宙展」の見どころや限定グッズ、チケット情報、会場アクセスまで詳しく紹介。
さらに、展示会からの小学生と中学生それぞれにおすすめの自由研究テーマ例もまとめました。
夏休みの自由研究、今年はどうする?毎年、夏休みの自由研究のテーマ選びに頭を悩ませていませんか?
せっかくなら家族で楽しめて、子どもの興味も広がるテーマにしたいですよね。
2025年夏に注目の特別展「深宇宙展~人類はどこへ向かうのか」は、そんな希望を叶えてくれる展示会です。
月や火星への探査の最前線をリアルに体感できる展示がそろっていて、子どもも大人もわくわくする内容です。
ぜひ最後までチェックして、親子で楽しい夏休みの計画に役立ててくださいね。
深宇宙展の見どころを徹底解説
まずは深宇宙展の見どころをご紹介していきます。
世界初公開!アルテミス計画の最先端技術を体感
今回の展示の最大の目玉は、50年ぶりの有人月面探査「アルテミス計画」で使われる最新技術の数々です。
特に注目は、日本が開発を進める有人月面探査車「有人与圧ローバー」の実物大模型。宇宙飛行士が宇宙服なしで車内に滞在し、約1か月間も月面を移動・生活できる未来的な探査車で、その実物大展示は世界初公開です。
また、月面の土壌の密度などを詳しく調べる「月面誘電率計測器」も登場。この装置はアルテミス計画Ⅲで、アメリカ以外では唯一日本が採用された技術として注目されています。
民間人宇宙旅行を象徴するソユーズ宇宙船
宇宙旅行がぐっと身近に感じられる展示として、日本の民間人で初めてISSに滞在した前澤友作さんが実際に搭乗したソユーズ宇宙船の帰還モジュールを特別公開。
再突入時に高温にさらされた外壁の焦げ跡や、着用していた宇宙服、帰還に使われたパラシュートも合わせて展示され、宇宙飛行の過酷さと感動を間近で感じられます。

民間人が宇宙に普通に行ける時代が来そうで子供たちはワクワクしそうですね。
圧巻のサイズ!H3ロケットのフェアリング実物大模型
日本の最新型大型ロケット「H3ロケット」の先端部にあたるフェアリング(衛星などを守るカバー)を実物大で再現した模型も必見。
打ち上げ時の風圧や熱から人工衛星をどう守るのか、その構造や工夫を間近で観察できます。
宇宙から地球へ持ち帰った「はやぶさ」と「はやぶさ2」の粒子
小惑星探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」が、それぞれイトカワとリュウグウから持ち帰った微細な粒子も展示。
顕微鏡で直接観察でき、地球外の物質を自分の目で見るという貴重な体験ができます!
リュウグウの粒子からは水の痕跡も発見され、太陽系の成り立ちや生命の起源へのロマンが広がりますね。
大迫力の火星ツアー映像
大画面を使った火星の疑似旅行映像も迫力満点。
探査機のデータを元にしたリアルな火星の景色や、未来の火星生活を描いた映像で、まるでその場を歩いているような感覚に。親子で見入ってしまう臨場感です。
果てしない宇宙の謎に迫る映像と展示
ブラックホールやダークマター、第二の地球探しといった、天文学が挑む壮大な謎も紹介。銀河衝突や超新星爆発などの現象を大画面映像で体感しながら、深宇宙の神秘に触れられます。
巨大望遠鏡の模型で探る宇宙の姿
国立天文台の「すばる望遠鏡」やチリの「アルマ望遠鏡」、JAXAのX線天文衛星「XRISM」など、最先端の観測機器の模型と実際の観測映像も展示。私たちが普段見ることのできない宇宙の姿を、リアルに感じられる貴重なコーナーです。
本物のロケット部品を触って学べる
JAXA種子島宇宙センターに展示されているロケットの断熱材やフェアリングの一部を、今回は特別に触れることができます。
実際の重量感や質感を体感することで、ロケットの構造や工夫をより深く学べます。
これはなかなかの貴重な体験ですね。
火星衛星探査計画「MMX」の挑戦
「はやぶさ2」に続く日本のサンプルリターン計画「MMX」では、火星の衛星フォボスからサンプルを持ち帰ることを目指しています。
計画を支える高精細8K4Kカメラの映像なども紹介され、未来の探査の最前線を感じられます。
人工衛星と暮らしの関わり
地球観測や環境保全に活躍する「だいち4号」や「GOSAT-GW」、雲やエアロゾルを観測する「はくりゅう」など、暮らしに直結する人工衛星も多数紹介。
準天頂衛星「みちびき」の活用で位置情報がどう進化したかなど、身近な科学技術も学べます。
若い力が挑んだ「NinjaSat」
学生主導で開発された超小型X線観測衛星「NinjaSat」も展示。わずか3年で打ち上げまでこぎつけた熱意と技術力が感じられる展示で、子どもたちにとっても大きな刺激になりそうです。
深宇宙展の所要時間は?
宇宙展の所要時間ですが、大規模な展示会ではないものの、説明を読んだり、映像が結構あるのでじっくり見ながら回ると2時間くらいはかかりそうです。グッズもゆっくり見たい方は3〜3.5時間くらいで考えておいた方が良さそうです。
おすすめの「深宇宙展」の公式図録はある?オリジナルグッズも
展覧会といえば、やっぱり気になるのは限定グッズ。詳しくご紹介していきます。
公式図録はある?
公式図録販売されています。
価格:2,800円(税込)
仕様:AB版・176頁
おすすめのグッズは?
深宇宙展でも、ここでしか手に入らない宇宙モチーフのアイテムが販売されていますよ。
オリジナルのポーチやぬいぐるみなどどれも大人も欲しくなるかわいさで、親子のお土産選びも楽しくなりますよ。

トミカまで販売されているのですね。これは欲しくなりそう
オリジナルグッズではありませんが、せっかくなのでこんな本もおすすめですよ。
「深宇宙展」の開催概要とチケットの購入方法
ここでは開催概要とチケットの購入方法についてご紹介していきます。
「深宇宙展」の開催情報
- 会期:2025年7月12日(土)~ 9月28日(日)
- 開館時間:10:00~17:00(入場は閉館の30分前まで)
- 休館日:7月15日(火)、9月2日(火)、9日(火)、16日(火)
- ※開館時間、休館日等は変更になる場合がございます。
開催場所とアクセス方法 最寄り駅も
開催場所:日本科学未来館
〒135-0064 東京都江東区青海2丁目3番6号
最寄り駅はこちらになります。
■新交通ゆりかもめ(新橋駅~豊洲駅)
「東京国際クルーズターミナル駅」下車、徒歩約5分
「テレコムセンター駅」下車、徒歩約4分
■東京臨海高速鉄道りんかい線(新木場駅~大崎駅)
「東京テレポート駅」下車、徒歩約15分
車でのアクセス方法
首都高速から
- 都心方面からは、首都高速11号台場線「台場出口」で降りて約5分
- 羽田・横浜方面からは、首都高速湾岸線「臨海副都心出口」で降りて約4分
- 千葉方面からは、首都高速湾岸線「有明出口」で降りて約7分
一般道から
- 都心方面からは、レインボーブリッジ下層の一般道を渡って、レインボーブリッジ入口交差点より約4分
駐車場はある?
駐車場はあります。ただし台数が限られているので時間帯によっては満車になることもあります。その場合、公共交通機関を使うか、近隣の駐車場を利用しましょう。
- 地下駐車場:167台
- 料金:1時間440円、当日1日最大1,650円
近隣の駐車場はこちらを参考にしてください。
チケットの購入方法と割引情報
深宇宙展のチケットは、公式サイトや各種チケットサイトからオンライン購入が可能です。
夏休みシーズンは混雑が予想されるため、前売り券がおすすめです。
早めに予約しておけば、当日スムーズに入場できるので安心です。
前売り券 | 当日券 | 団体 | |
大人(19歳以上) | 2,000円 | 2,200円 | 2,000円 |
18歳以下(中学生以上) | 1,200円 | 1,400円 | 1,200円 |
小学生以下(4歳以上) | 500円 | 700円 | 500円 |
「日本科学未来館常設展」も観覧可能ですが、ドームシアターは別料金(要予約)です。
当日券は販売している?
当日券も販売しています。購入できる場所は、館内の特別展チケット売場(1階ミュージアムショップ向かい)です。

常設展のチケット売り場に並んでしまった方もいるようなので注意です!
チケットの割引情報は?
割引情報はこちらです。
まず当日券より前売り券がお得です。
当日券を購入する場合、江東区民・在勤の方やゆりかもめ、りんかい線を対象に、割引が実施されています。詳細はこちらの公式サイトをご覧ください。
チケットの購入は携帯で購入できてしまうアソビューがおすすめですよ。
↓ ↓ ↓
こんなお得なチケットも販売されていますよ。
- 「宇宙なんちゃら こてつくん」コラボトートバッグ付き前売券:大人(19歳以上)3900円
- 7月平日限定ペア前売券:大人(19歳以上)3800円1人2回利用でもOK
- 7月平日限定音声ガイド付き前売券:大人(19歳以上)2500円
自由研究のおすすめテーマ例(小学生・中学生別)
せっかくなのでこの展示会でみたものを夏の自由研究としてはどうでしょうか?
小学生中学生それぞれの研究テーマ例をあげてみますね。
小学生向けの自由研究テーマ例
-
月面探査車「有人与圧ローバー」のしくみと役割を調べてみよう
→ 月面を移動しながら生活できる秘密や、日本が開発した技術に注目。 -
はやぶさ・はやぶさ2が持ち帰った小惑星の粒子ってどんなもの?
→ どのくらい小さい?何がわかるの?をまとめてみる。 -
ロケットのフェアリングって何のためにあるの?
→ 打ち上げ時の熱や風からどう守っているのかを図や模型で説明。 -
宇宙服のしくみと工夫を調べよう
→ 前澤友作さんの宇宙服など、温度調節や安全の仕組みを学ぶ。 -
火星ってどんな星?地球とどこがちがう?
→ 大画面映像や展示を見た感想と、自分なりにまとめた火星の特徴。
中学生向けの自由研究テーマ例
-
アルテミス計画で使われる日本の先端技術をまとめよう
→ 有人月面探査車や月面誘電率計測器の役割や仕組みを詳しく解説。 -
ブラックホールとダークマターの謎に迫る
→ 展示や映像を元に、宇宙のしくみや未解明の現象を考察。 -
小惑星探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」の成果と課題
→ 何を持ち帰り、どんな発見があったか、今後の探査とのつながり。 -
人工衛星はどうやって地球の環境を見ているの?
→ 「だいち4号」「GOSAT-GW」などの観測内容と意義をまとめる。 -
超小型衛星「NinjaSat」の開発ストーリーと挑戦
→ 学生チームが中心となった打ち上げまでの流れや苦労を調べる。
中学生はレポート枚数が多いのでこんな感じでさらに深掘りして自分で調べていくといいですよ。
はやぶさで例をあげてみますね。
小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」の成果と未来
-
はやぶさ・はやぶさ2の概要とミッション内容
-
イトカワとリュウグウから持ち帰った粒子の意味
-
世界初の成果・苦労した点
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次の探査計画(MMXなど)
-
宇宙探査が地球に与える影響
→ 写真や図解を多用するとビジュアル的にも充実

実際に展示を見た感想や写真をまとめると、オリジナリティあるレポートになりますよ。
実際に行った人の口コミや感想

口コミ
実際に行かれた人の口コミや感想もチェックしてみましょう!
- 火星映像や触れる展示など盛りだくさんで、小学生の娘も大興奮。日本の宇宙開発に誇りを感じた素敵な企画展でした。
- 解説もわかりやすく、はやぶさの微粒子やソユーズ帰還カプセルも間近で見学でき、子供連れでも楽しめました。
- 宇宙好きはもちろん、興味がなくても楽しめる内容。お子さんの夏休み自由研究にもぴったりです。
- ロケットや観測システム中心で、ブラックホールなど宇宙の謎に迫る展示を期待していた連れは物足りなさを感じた様子。低学年には少し難しいかも。
- 常設展やプラネタリウムなど1日かけて家族で楽しめるので、深宇宙展と合わせて訪れるのがおすすめです。

実際に使われたものや、模型、映像など展示会に工夫がされていて皆さん感動されている方が多いようですね。これは行ってみたいです。
まとめ
深宇宙展は、親子で楽しみながら学べる夏休みにぴったりの特別展です。
与圧ローバーや火星ツアー映像など迫力の展示はもちろん、限定グッズも見逃せません。
自由研究のテーマにも困らないので、夏休みの計画にぜひ加えてみてくださいね。
チケットは早めの購入がおすすめ。混雑を避けて平日や夕方に行くのも◎。
親子で宇宙の未来を感じる体験を、今年の夏休みに楽しんでみませんか?
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