毎シーズン出続ける新作のメイク用品。
たくさん持っているのは分かっていても、ついつい新作や限定品が出ると買って増え続けるアイシャドウですが、開封後いつまで使い続けていて大丈夫なのか?
使用期限はあるのか?また期限切れのアイシャドウを有効に活用できる使い道もお伝えしていきます。
アイシャドウの使用期限は開封後どれくらい?
メイクマニアの私が持っているメイク用品の中でも、圧倒的に多いのがアイシャドウではないでしょうか。
4色のアイパレットもあれば、単色のクリームアイシャドウもあったり、目元メイクにこだわりが強い私にとっての必需品。
特に年々、アイラインでとにかく目周りを囲んで大きく見せるようなメイクから、アイシャドウの陰影感で目元を自然に大きく演出するようなメイクを意識するようになってから、どんどんどんどんアイシャドウは増え続けてしまいました。
増え続けるアイシャドウですが、このまま使い続けて大丈夫なのか?使用期限はあるのか?不安になりますよね。
そこで、まずポイントが開封前と開封後で大きく異なるという点です。
開封前は、パッケージに記載がない場合、薬機法で定められた事項があります。
つまり、表示がないものに関しては3年以上経過しても使えるということです。
3年と聞くと、なんだか安心しますね。
しかし、問題は開封後。
勇気を振り絞って、某有名ブランドのショップ店員さんに聞いてみました!すると、
「開封後は、ご使用頂いている環境によって異なりますので、いつまでと明言することは出来かねるのですが、開封と同時に空気に触れることで、酸化が進みますので、なるべく早めにお使いください。」
との答えでした。なるほどー。
ただ、付け加えで、安全性、安定性について試験が繰り返されているので、変色したり、キツイ香りがしなければ、お使い頂けますとのことでした。
ただ、各ブランドも一般的に3ヶ月から1年くらいが目安とされています。
アイシャドウの使用期限はどこで確認するの?
おおよその期限はお伝えしましたが、化粧品のパッケージや容器の底を確認するのが確実。
よく見ると、開封されたような箱のマークの中に数字とMの表記。
例えば、数字が6と表記されていれば、こちらは開封後、6ヶ月の使用期限。
特に韓国製品はこのような表記がされているケースがよくあります。
その他の海外製品に多い表記では、EXPの後に記載されている数字がそのまま使用期限になっているものもあります。
また、製造番号が記載されている物に関しては、お客様センターなどで問い合わせてみると、使用期限を教えてくれるメーカーもあるそうです。
いつ買ったか記憶がなく、心配な方はこんな方法も試してください。
ただ、どちらにせよ開封後は早めに使うことをおすすめします。
使用期限が切れたアイシャドウを使うとどうなる?
とはいえ、なかなか3ヶ月で使い切るのが難しいのが現状。
気に入って購入したアイシャドウをワンシーズンで手放すのはどうしても勇気が入りますよね。
ただ、使い続けると起こりうる目元の状態や症状についても知っておいた方が良いかもしれませんね。
アイシャドウが発色しにくい
アイシャドウを塗る際に指やチップを使うと思うのですが、その際、指やチップについた油分がアイシャドウにも残ってしまい、劣化し、固まってしまうような状態になります。
そのため、うまくアイシャドウの粉末がのらなかったり、クリームアイシャドウも固まってしまい、クリーム状で取れなかったりと、せっかくのメイクが台無しに。
目元の肌荒れの原因に
他の皮膚のわずか3分の1の薄さと言われている目周りの皮膚。
それゆえに、ただでさえ、乾燥が起こりやすく、また雑菌などからバリアする機能も低い箇所。
そのため、使い続けたアイシャドウに含まれる雑菌が目周りを刺激し、肌荒れを起こしてしまう可能性もあります。
症状は様々ですが、赤くなったり、痒くなったり、カサつきがひどくなったり。
その場合、しばらく目元のメイクができない状態にもなりかねません。
さらに、ひどい場合は、目の内部にも菌が侵入し、結膜炎や角膜炎などを引き起こしてしまう可能性もあります。
やはり、使用期限を守ることは大切ですね!
目元がくすみやすくなる
お肌にとって、酸化は大敵。
物質の酸素がくっつくことで、そこから生じた酸化ストレスが肌にダメージを与えてしまうのです。
酸化=老化と言われるほど、酸化の影響は真皮と呼ばれる肌内部の深いところにまで到達します。
それによって、内部のコラーゲンやエラスチンなどの肌の中の良好な物質にダメージを与え、最終的にしわやくすみの原因となってしまうのです。
ここまで読んで、アイシャドウの処分を考え始めた方も多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください!
運命コスメだと目を輝かせて購入したアイシャドウ。
最初につけたあのドキドキの気持ち、まばゆい発色にときめきましたよね。
まだ捨てるには早いかも!?
期限切れアイシャドウの使い道&活用アイデア3選!
ボディーに使う
ちょっとした華やかなシーンや結婚式などお呼ばれの時に、デコルテや腕に光を纏わせる方法、知っていますか。
普段使っているボディークリームに少量のアイシャドウを混ぜれば、アイシャドウに入っているラメが適度に輝きを放ってくれます。
ボディーに使う分には、使用期限を過ぎたアイシャドウでも大きな問題はないでしょう。
ただ、肌が敏感で荒れやすい方は、ボディーへの使用も避けてくださいね。
ネイルに使う
アイシャドウのラメ感や繊細な色感は、ネイルにも活用できます。
クリアタイプのネイルに砕いて粉末状になったアイシャドウを入れて、よく混ぜることで、即席のカラーネイルの完成。
お気に入りのアイシャドウがネイルとして蘇るなんて、嬉しいですよね。
ぜひ試してみてください。
キャンドル作りに活用
キャンドルも今や自分で作れる時代。
百均なんかでも、専用のワックスが販売されて、手軽に自分のお気に入りのキャンドルを作ることができます。
その際に、粉末にしたアイシャドウを使って、着色することで、期限切れのアイシャドウを活用できるだけでなく、火に灯されたキャンドルから、元々のアイシャドウの香りを楽しむこともできるかもしれませんね。
その他、着色として使うことができるため、お子さんがいる家庭では、手作りのクレヨン作りに用いたり、絵の具に混ぜたりしても、楽しいかもしれません。
世界で一つだけの自分のお気に入りの色が見つかるかもしれませんよ。
まとめ
理解しているようで、意外と知られていないコスメの使用期限。
今では、研究が進み、長く使い続けるための製品の安定性が約束されているものも多いですが、やはり、コスメも食品などと同様、期限がつきものです。
サステナブルの観点からも、ついつい新作に手を伸ばしそうになりますが、今一度自分のコスメで眠っているアイシャドウはないか、似ているアイシャドウはないかよく考えて、購入を検討してみてくださいね。
コメント