皆さんは柏餅を包んでいる葉っぱを食べる派ですか?それとも中身のお餅だけ食べる派ですか?
端午の節句には柏餅を食べるのが慣わしになっていますが、この「柏餅の葉っぱ」を食べるかどうかの論争は長い間ずつとされてきました。
その論争に決着をつけるため、柏餅の葉っぱの効果やその意味などお話ししていきます!
柏餅の葉っぱは食べられる?
結論から言いますと柏餅の葉っぱは、
食べられます!
葉っぱは関東と関西で使用されているものが違い、関東では「柏」の葉を関西では「サルトリイバラ」という沖縄や温暖な地域で自生している葉を使用しています。
餅を食べやすくするためまたは、保存するために葉をつけて食べるようになりました、塩漬けにしている作り方があるのはそのためですね!
ただ食べやすくまたは保存するためなどの理由から、柏餅の葉は食べられますが本来は食べるためにつけられたものではありません!
そのため柏餅と葉を一緒に食べることは推奨されておらず、手を汚さないためのラップなどの感覚で使うことが想定されて作られています。
食べても人体に害はありませんが、あまり美味しいとは言えない味です。
幼い頃食べたことがありましたが、苦味と葉っぱの筋の感触が相まってなんとも言えない味のハーモニーが生まれていました。
柏餅にも葉の香りがあるので小さいお子さんなどは好きではない、味かもしれませんね。
また柏餅の葉は食べてしまうと、中のあんこの甘さや餅の食感を損なってしまうことにもなります。
柏餅の美味しさを楽しむためにも、巻いている葉を食べないように葉の爽やかな香りを餅から感じ、あんこの甘さとお餅のもちもちな感触を楽しむのがいいでしょ!
柏餅の葉っぱを食べる割合はどれくらい?
どのくらいの方が柏餅の葉を食べているのか、皆さん気になりますよね?ということで調べてきました!
結果は、
9割の方が「柏餅の葉は食べない」
でした。
やはり食べるものだと感じている方がとても少なく、「美味しくない」、「そもそも食べ物でないって思っている」などの意見があるようです。
ではあとの1割の方々はなぜ食べるのか…それは
「もったいない」
という気持ちから食べる選択をとるようです。
皆さんこんな経験ありませんか?
「美味しくないけど食べられるし、もったいないから食べてしまおう」
海老の尻尾や魚の目、鶏肉などの軟骨など人によっては食べない人もいますよね?
簡単に言ってしまえばそれと同じことだと思います。
食べられるならなら食べてしまおう、私も海老の尻尾は食べる派ですが友人などには「え?食べるの!?」と言われたこともあります!
人の価値観や味の好みの違いもあるのでしょうが、昔から食材を無駄なく使おうとする日本人の勿体無い精神が少し垣間見えますね!
柏餅の葉っぱの効果や意味は?
柏餅の葉っぱの意味
柏餅の葉は端午の節句のお祝いや神事のお供物として使われていますが、皆さんはなぜ柏餅の葉がそのように使われている意味を知っていますか?
柏の葉は大昔から神事に使われており、とても神聖なものとして大切にされてきました。
新芽を芽吹いた後に古い葉を落とすためそれぞれを親子に見立て、「家系が絶えないように」という意味を込められ子孫繁栄の縁起物になっています!
日本で柏餅が食べられるようになったのは江戸時代、それまで柏の葉は神事のお供物のお皿などに使われていました。
江戸時代といえば「武士」、医療も未発達で幼い子どもや生まれたばかりの子どもは亡くなることが多かった時代です。
そのため家系を存続させるために、子孫繁栄の意味を持つ柏の葉を使った食べ物「柏餅」を食べるようになりました。
また端午の節句ではちまきも食べられることがありますが、端午の節句の起源は中国です!
中国では難を避け厄を払う意味から茅(ちがや)の葉を使った、ちまきが端午の節句に食べられる風習があります。
ちまきは中国生まれ、柏餅は日本生まれということです、食文化きらも中国と日本が密接だったことがわかり面白いですね!
また関東では柏の木を育てることが比較的簡単でしたが、関西では育ちにくかったため柏餅よりもちまきの方が定着しているようです!
柏餅の葉っぱの効果
「なんで食べられないのに柏の葉が巻かれているの?」
と皆さん疑問に思ったことありませんか?それにははとても現実的な理由から巻かれていました!
抗菌作用
柏の葉には「オイゲノール」と言われる香り成分が含まれこれは、抗菌作用や感染症の予防、胃腸機能の改善など効果があります!
菌の繁殖を防ぐ効果をお餅を傷めさせないようすることに使い、柏の葉をお餅に巻かせました。先人の知恵ですね!
保湿作用
トリートメントや化粧品などにも柏の葉の効果を使用しているものもありますが、皆さんは知っていましたか?
この保湿作用は乾燥してしまったお餅の食感や味が落ちてしまうことを避けるために、使われています!
香り付
柏の葉からは独特の香りがしますよね?
爽やかだけれども少し甘い自然の香り、あれは餅の風味を引き立てる効果があります。
柏餅といえばその香りが頭に浮かぶ人もいるではないでしょうか?
あんことの相性抜群です!
手を汚さず食べる
現代では手を汚さないため薄手の手袋やラップを使う方もいるでしょう。
ですが江戸時代にはそんなものありません!
そのため柏の葉を巻き食べやすくしたと言われています。
子どもたちが手を汚さずに食べられるように工夫するのは、今も昔も変わらないのかもしれませんね。
こどもの日に柏餅を食べる由来は?
柏餅といえば端午の節句!と思う方も多いでしょう。
もう話題にも出しましたが柏餅は端午の節句で縁起物として食べられています。
5月5日は日本では祝日、「こどもの日」と呼ばれていますね。
五月人形や鯉のぼりを飾り付け、柏餅やちまきなどのお祝い料理を食べる人も多いですよね。
ですが元は中国の文化で「端午の節句」というのが本名で、中国の月の節目として厄や難を払いのける儀式がされていたことが由来とされています。
日本では奈良時代からその文化が継承されており、柏餅やちまきを食べる文化もその時代からあったとされています!
ですが大衆に知れ渡りそれを販売することに至ったのは江戸時代だったようで、柏餅を贈り合うこともあったようです。
現代で例を挙げると誕生日プレゼントみたいな感じでしょうか?
年月を重ね今では日本の和菓子として有名になりました。
そうして受け継がれたものは現代でも厄が祓われる日に「新芽が芽吹くまで落ちない葉」のように強く成長し、子孫繁栄を願う意味として柏餅は現代でも食べられています!
端午の節句にお取り寄せしたいおすすめ柏餅通販3選!
和のこころ〜だいまる〜
種類が豊富で味噌餡の柏餅なども売っている珍しいお店です!
北海道の国米を使っており、写真からは今にもあんこの甘い香りとお餅の弾力が鮮明に伝わってきます。
柏の葉は別放送なのも安心ですね。
良平堂
楽天では過去にランキング一位になったことがある良平堂さんの柏餅は、なんと兜型になっています!
こどもの日に食べるにはもってこいの商品ですね。
プレゼントとして贈られたら大人だけでなく子供達も喜ばれること間違い無いと思います!
大彌(だいや)
こどもの日に柏餅だけでなくちまきを食べる方にはここがおすすめです。
なんと柏餅とちまきが設置でお弁当のように詰められています!
1家族分用意するなら量も最適ですし、そのまま摘んで食べられるので洗い物がなくて便利です。
まとめ
柏餅の葉は食べるために巻かれていないため『食べない』というのが正解でしょう!
ですが人によっては好んで食べる方もいるので、そこは個人に任せるべきでしょう。
また柏餅は日本人の文化にもなっています。
食育として一度はお子さんと一緒にぜひ食べてみてください!
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